デザインを追加するということ

それなりにデジタルマーブリングを続けていると、あれ?こんなの出来ちゃったよ、ということもあります。
始めた当初、まずは古典的なデザインを模倣することを続けていました。どうすれば「その柄」になるのか。縦か横に引く、波形に引く、たったそれだけの工程を、どの順で組み合わせるかを、ひたすら考えるのです。
Painterだけでは作れないデザインもあります。Photoshopと組み合わせれば出来るのですが、そこまで手が回りませんでした。
それから大分時間が過ぎ、やっと趣味の時間をマーブリングに専念することが出来るようになりました。過去に作ったPainterのマーブリングのレシピを見直し、新たなレシピに作り替え、一通り出来るようになって初めて、既存のデザインからの派生を考えられるようになったのです。
本来の手作業で行うマーブリングは一発勝負です。パソコンでの作業は、それを回避出来ます。例えば全部で5工程を踏むレシピで、3工程目を少し変えたいということがいつでも可能です。
それにより、冒頭の「思ってもみなかったデザイン」が出来る可能性が高まります。
新たに見えるデザインも、その骨子は既存のデザインです。それに「名」を付けるのはおこがましいことだと判っていますが、敢えて名を付けることで派生に過ぎなかったデザインが「ちょっと違うデザインかな?」として思っていただければ幸いです。

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